石屋形羅漢山磨崖仏(いしやかたらかんざんまがいぶつ)

指定年月日
昭和51年4月13日(市指定)
所在地
美祢市豊田前町麻生上
概要
通称羅漢山の麓に羅漢寺があったとされている。山頂近くの群立している高さ10メートルの岩窟の壁面に磨崖仏が線刻されており、古くから「石屋形の一六羅漢」として、知られた史跡である。仏体は、地蔵菩薩立像・薬師如来坐像・不動明王立像・阿弥陀三尊・大日如来坐像など数体が確認されるが、岩窟が崩れ剥落箇所も多く、全容はつかめない。室町時代の初期の作風といわれている。県下では最大規模であり、たいへん希少である。また、山頂を塔の岡と呼び、ここにも線刻を施した礎石が現存する。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会事務局 文化財保護課
〒759-2212
美祢市歴史民俗資料館内
美祢市大嶺町東分279-1
電話番号:0837-53-0189
ファックス:0837-52-1082
bunkazai@city.mine.lg.jp
更新日:2020年10月01日