平野の正片麻岩(ひらののせいへんまがん)
指定年月日
昭和51年7月15日(市指定)
所在地
美祢市於福町上風呂ヶ迫
概要
平野の正片麻岩は蛇紋岩中に小岩体をなして存在するが、これら両岩は長門構造帯といわれる断層の集中帯中にあって、地下深所で形成されたものが、断層に沿って地表部に押し上げられたものであり、日本列島の最深部にあった岩石である。正片麻岩は花崗岩そのものから4億2400万年前に変成したもので、白雲母を含有する典型的なものである。このような古い年代を示す岩石類は、日本列島の成因を解く一つのカギになるもので、学術上大変貴重なものである。
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更新日:2020年10月01日