三島神社の社叢(みしまじんじゃのしゃそう)

更新日:2020年10月01日

周りを山に囲まれた中に鳥居がある三島神社の社叢の写真

指定年月日

昭和56年3月20日(市指定)

所在地

美祢市美東町赤

概要

社叢は、石灰岩の丘にあり、常緑樹で覆われている。多数のカヤノキ、アオキが群生している。
 この内、カヤノキはイチイ科カヤ属の常緑高木で、雌雄異株。花は4~5月に咲く。本州(宮城県以南)・四国・九州(屋久島自生南限)に分布する。材は造船、彫刻、櫛、数珠などに用いられ、碁盤・将棋盤としては最上とされている。
 本社叢は、カヤノキ優占群落である。一つの林地で多数のカヤノキが群生する所は、県内では例がなく、この群落の種類構成は学術上貴重な資料となっている。社叢内の南側には目通り幹囲3.4メートルのものや同3.2メートルのものがあり、県下有数の巨樹といえる。

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