綾木八幡宮のナタオレノキ(あやぎはちまんぐうのなたおれのき)

更新日:2020年10月01日

大きな綾木八幡宮のナタオレノキが葉を広げている写真

指定年月日

平成4年4月16日(市指定)

所在地

美祢市美東町綾木

概要

ナタオレノキは、モクセイ科のシマモクセイの別名で常緑高木。本州(福井県・山口県)・四国・九州・八丈島・小笠原・琉球・台湾・朝鮮(巨文島)などの暖帯・亜熱帯に分布する暖地生の植物である。山口県では、干珠島・天井岳・野戸呂などに生育しているが、稀である。材質は硬く、木を切るはずのナタの方が折れてしまうことからこの名称となり、器具の柄などに使われている。
 この木は、同八幡宮の社叢の中に2本ある。そのうち1本は幹の目通りの周囲が1.55メートル、樹高13メートルと推測される。他の1本は根本から3本に分かれており、都合4本の木が林立しているように見える。10月中旬に白い花を付ける。なお、同社叢は、コジイ、クロガネモチ、ウラジロガシ、シイモチ、アラカシ、タブノキなどのコジイ群落となっている。

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