法香院の板碑(ほうこういんのいたび)

更新日:2020年10月01日

木々や石などに苔のようなものが生えており、板碑が建立されている写真

指定年月日

平成9年7月14日(市指定)

所在地

美祢市美東町絵堂

概要

この板碑は、豊臣秀吉の朝鮮の役(文禄元年(1592年)~慶長3年(1597年)に出兵した毛利輝元が、朝鮮から連れてきた僧尼の供養塔と伝えられている。総高183センチメートル。板碑の正面上部中央には、阿弥陀仏如来を示す「キリーク」が刻印され、その下に「妙善、追善、閑誉妙林禅定尼、慶長五年(1600年)六月二十七日」と刻まれているが、制作者は不明である。
 元来、この板碑は、銭屋にあった法然寺に建立されていたものと推定されるが、寺の焼失により、寛文5年(1665年)、寺の再建に伴って現在の地に移されたものとみられる。

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