広谷中島家木喰上人筆念仏名号(ひろたになかしまけもくじきしょうにんひつねんぶつめいごう)

更新日:2020年10月01日

広谷中島家木喰上人筆念仏名号の掛け軸の写真

指定年月日

昭和56年7月8日(市指定)

所在地

美祢市秋芳町秋吉

概要

木喰上人は、寛政9年(1797年)、秋吉広谷の中島家に滞在している。その際、毘沙門天・大黒天・自刻像の三体を刻み広谷毘沙門堂に残し、中島家に滞在のお礼として書を残している。書は縦126センチメートル、横23.9センチメートルの紙幅に「南無阿弥陀仏」の6文字の輪郭を描き、「南」の輪郭の中には「な」で始まる自作であろう仏の道を示す道歌を書いている。更に「無」の中には「む」で始まる道歌を書き、以下「仏」まで同様である。奇抜な構図といい、緻密さといい、見事なものである。なお、寛政9年7月23日の日付が入っている。

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