大日如来坐像(だいにちにょらいざぞう)

指定年月日
昭和58年3月9日(市指定)
所在地
美祢市秋芳町嘉万
概要
嘉万二末の大日堂の御本尊として祀られている。平安時代中期の作で、江戸時代中期に修復されている。仏像の大きさは、等身大で、頭部と胴部は桧の一木造り、像全体は金箔の彩色が施してある。台座、光背には補修の跡があり、台座裏に「延享元年(1744年)7月吉日、津村甚之承兼規」と墨書してある。
平安時代の律令制下、嘉万大領田に公田が置かれ、真言宗孝養寺があったと伝えられている。この寺の本尊が大日如来像であったとされており、同寺が廃寺となった際、大日堂に移されたものと思われる。
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更新日:2020年10月01日