真長田八幡宮の能面(まながたはちまんぐうののうめん)
指定年月日
平成15年1月29日(市指定)
所在地
美祢市美東町真名
概要
能面は4面あり、松材の面箱に納められている。この箱は縦24.1センチメートル、横18.4センチメートル、高さ22.9センチメートルである。箱書には「宝永乙酉竜集弐林鐘吉祥為長陽美祢郡長田村八幡宮宝物之面四ツ、内文選壱、口宣壱、五郎壱、姫宮壱、願主毛利蔵主大江就直公」とあり、宝永2年(1705年)に長田村の領主吉敷毛利就直が願主となり、長田八幡宮の宝物として奉納されたことがわかる。いずれの面も桧材で白土下地に漆をかけ、その上にそれぞれ彩色を施している。口宣と五郎は吊顎になっている。地方の作であるが、製作年が明らかであり、作柄も丁寧で、民間面として貴重である。『防長風土注進案』の「長田八幡宮」の項に「祭日9月18日19日、祭式之次第18日19日両日之間神楽舞」とあり、この面が使用されたと思われ、最近まで神楽舞に使用されていた。
名称 |
縦 |
横 |
高さ |
---|---|---|---|
文選 |
20.5 |
13.2 |
7.4 |
口宣 |
20.0 |
15.5 |
9.2 |
五郎 |
19.7 |
14.6 |
9.0 |
姫宮 |
20.2 |
13.3 |
6.0 |
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会事務局 文化財保護課
〒754-0511
美祢市秋芳町秋吉5353-1
電話番号:0837-62-1921
ファックス:0837-62-0329
bunkazai@city.mine.lg.jp
更新日:2020年10月01日