真長田八幡宮の能面(まながたはちまんぐうののうめん)

更新日:2020年10月01日

4つの真長田八幡宮の能面の写真

指定年月日

平成15年1月29日(市指定)

所在地

美祢市美東町真名

概要

能面は4面あり、松材の面箱に納められている。この箱は縦24.1センチメートル、横18.4センチメートル、高さ22.9センチメートルである。箱書には「宝永乙酉竜集弐林鐘吉祥為長陽美祢郡長田村八幡宮宝物之面四ツ、内文選壱、口宣壱、五郎壱、姫宮壱、願主毛利蔵主大江就直公」とあり、宝永2年(1705年)に長田村の領主吉敷毛利就直が願主となり、長田八幡宮の宝物として奉納されたことがわかる。いずれの面も桧材で白土下地に漆をかけ、その上にそれぞれ彩色を施している。口宣と五郎は吊顎になっている。地方の作であるが、製作年が明らかであり、作柄も丁寧で、民間面として貴重である。『防長風土注進案』の「長田八幡宮」の項に「祭日9月18日19日、祭式之次第18日19日両日之間神楽舞」とあり、この面が使用されたと思われ、最近まで神楽舞に使用されていた。

能面の詳細

名称

高さ

文選

20.5

13.2

7.4

口宣

20.0

15.5

9.2

五郎

19.7

14.6

9.0

姫宮

20.2

13.3

6.0

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