万倉の大岩郷(まぐらのおおいわごう)

更新日:2020年10月01日

茶色の枝をつけた樹木と周辺にゴロゴロとした岩が集まっている写真

指定年月日

昭和10年12月24日(国指定)

所在地

美祢市伊佐町奥万倉

概要

標高320~380メートルの山腹に分布しており、大岩郷の広さは、長さ約110メートル、幅30~40メートル、面積3967平方メートルとなっている。
 岩郷という名称の由来は、岩がゴロゴロとした様を称したものとされている。
本地は、丸みを帯びた石英閃緑岩の大岩塊(直径1~6メートル)が累々と堆積して出来た石海となっており、地質現象として珍しく、その成因については諸説がある。
また、石海では、岩塊が充分に陽光をうけて温度が上昇するので、暖地性植物が多くみられるとともに、岩塊の間は、湿気を保っているので、蘇類(コケ植物)や地衣類(菌類)が繁殖しており、植物学的にも興味深い場所である。

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