令和5年10月に道の駅おふくにおけるレジオネラ属菌の検出があったことについて
概要
美祢市の道の駅おふく(指定管理者「美祢観光開発株式会社」)の温浴施設において、令和5年10月17日に水質検査を実施した結果、施設内4ヶ所の浴槽から基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されました。上記指定管理者の判断で再検査を実施し、最終検査においてレジオネラ属菌は検出されませんでした。
しかし、初回検査から最終検査までの間、温浴施設の営業を継続していました。
市は、令和6年1月にその事実を把握しましたが、下記の経緯記載の事情に基づき、保健所への報告をしていませんでした。
経緯
令和5年10月17日(火曜日) | 施設内5か所の浴槽の水質検査を実施 |
令和5年10月27日(金曜日) |
検査の結果、施設内4か所の浴槽から基準値を 超えるレジオネラ属菌が検出されたが、市への 報告を行わず、通常どおり営業を継続 |
令和5年11月28日(火曜日) | 水質検査(2回目)を実施 |
令和5年12月9日(土曜日) |
水質検査(2回目)の結果、施設内1か所の浴槽 から基準値を超えるレジオネラ属菌を検出 |
令和5年12月19日(火曜日) | 水質検査(3回目)を実施 |
令和6年1月4日(木曜日) |
水質検査(3回目)の結果、レジオネラ属菌が検出 されなかったため水質検査を終了 以降も営業を継続 |
市は、令和6年1月、指定管理者から、基準値を超えるレジオネラ属菌検出の結果が出ていたが、検査水の採取に手違いがあった可能性が高いとの説明を受け、最終的な検査ではレジオネラ属菌は検出されていなかったことから、市所管課において保健所への報告を行わなかった。なお、この時点では、令和5年11月28日に2回目の水質検査が実施されていたことは把握していなかった。
直近の水質検査
令和6年10月15日(火曜日)に実施(基準値未満)
健康被害の報告等
市は、本日までに、同施設の利用による健康被害の報告は受けておりません。
発生原因と今後の対応
本件の主な発生原因は、1「市と指定管理者との衛生管理に関する認識が不十分であったこと」、2「両者の情報伝達不足があったこと」、3「検査手順の確認不足があったこと」が考えられます。
今後の発生を防ぐため、市では、衛生マニュアル等の見直し及び周知確認、施設内の点検及び清掃をこれまで以上に徹底させ、市所管課と指定管理者双方の衛生管理に関する意識を高めます。
これに伴い、令和7年1月10日から温浴施設の利用を停止し、温泉の流れる配管全ての消毒及び高圧洗浄機を利用した清掃を行います。
市長のコメント
道の駅おふくを御利用いただく皆様に大変な御心配と御迷惑をおかけしていますことを深くお詫び申し上げます。
また、市及び道の駅おふくへの信頼を損なうこととなり、大変申し訳ございませんでした。
今後、安心して施設を御利用いただけるよう、コンプライアンスや衛生管理に対する意識を高め、再発防止と信頼回復に向けて取り組んでまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
観光商工部 商工労働課
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更新日:2025年01月17日